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トキワ荘と、環境作り

公開日: : ゆげ日記(2014~)

トキワ荘を見に行った。日本の漫画家の聖地。

手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎などが暮らし、共に磨きあった伝説の舞台だ。僕にとっての入り口は、F先生。先生が後進に残した創作のためのヒントは、作曲家にも役に立つものばかりだ。
トキワ荘の住人たちは、それぞれの四畳半の部屋で漫画を描くことに没頭し、締め切りを終えて暇ができた人が、連載に終われて大変な仲間の部屋に応援で描きに行くなど、助けあいながら、切磋琢磨して腕を磨いたそうだ。

人気が出て連載を掛け持ちしている時なんかは、三日間寝ないことも多々あったそうだ。
藤子不二雄コンビは、すぐに人気が出たが、一度帰省した時に気が抜けてしまい、締め切りをたくさん落としてしまい、一年くらい干されたことがあったそうだ。田舎からでてきて、東京で売れ、めまぐるしい日々を送っていたので、田舎に久しぶりに戻った時に、どっと疲れが出たのか。どうしても描けず、毎日届く電報に怯えながら、どんどん落として行く締め切りの山。
トキワ荘と、この藤子不二雄コンビのエピソードから、僕は「環境」について考えさせられた。トキワ荘は、描き続けるための環境が整っていたのだ。描くしかない。余計なことを考える暇もない。仲間がいる。締め切りを迫ってくる雑誌の編集者たちもやってくる。

いっぽう、故郷は違った。気を抜き、ほっとして…という時間の感覚に加えて、締め切りを迫ってくる編集者もいない。
自分に置き換えるとどうだろう。一番大切なことに没頭、集中できる「環境」を、整えられているだろうか。「環境」に頼らなくてもいい、自制心、集中力、意志力のある人はいいだろうが、自分のような怠け者は…
いま、この時代、ましてや旅ばかりしている自分は一箇所の「トキワ荘」に住むことはできない。だけど、工夫とアイデアで自分だけの「トキワ荘」と呼べる環境は作れるのではないか。
みなさんはどうですか?

一番やるべきことに没頭できる環境を、作れていますか?


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