佐賀に帰って来た。
朝からパソコンに向かう。
東京で「この一週間、頭にハチマキ巻いて音楽に向かってください」と言われてきた。
しかし気持ち的には、担当してくださっている編集者さんが明後日から新婚旅行なので、この二日間が勝負だ。
全力で、できるだけのことをしよう。
ページ割り、ページ数など、ひと段落させて、気持ちよく新婚旅行に行ってきてほしい。
集中しすぎてお昼をとるのを忘れ、時間がないので超久しぶりにカップ麺を食べた。
小学校が早く終わる土曜日によく食べた、オレンジ色のパッケージの長崎ちゃんぽんだ。
録音と譜面作りを同時に行なっていく。
歌を全力で歌うので、体を使う。体を使いながら譜面を書き、譜面を書きながら体を使う。
いい組み合わせだ。
なおさらあっという間に時間が進む。
夕方からは、ミュージカルのスタジオへ。
中学生が、繰り返し繰り返し踊りながら、汗をかいている。
僕はとなりの事務所で汗もかかずにパソコンを開く。
仕方ない、いまは、こっちをしなければ。
ミュージカルの代表栗原さんと、今回脚本を書かせてもらう企画のことを話す。
プロデュースをお願いしている中並さんも到着し、いよいよプロジェクトが本格的に進みだした。
公演は12月、出演者募集の案内はすぐにでもださなければ。
新しく、メンバーを20人募集する。
どんな子たちに出会えるだろう。
楽しみだ。
打ち合わせが終わったら、フルティと浜勝で原稿の確認。
教育音楽の連載も、もう6回目になった。
引き続き中並さん、フルティに脚本のアドバイスをもらう。
爆笑しながらアイデアが出る。
浜勝の店員さんが、以前コンサートに来たことがあります、と声をかけてくれた。
嬉しい。
だけど、さっきはロースカツ定食を100グラムにするか150グラムにするかで迷ってしまいお手数をかけたので申し訳ない。
脚本に、悪役がいないので、市長を悪者にしよう、とか、カジノを作ろう、とか、変な会話で盛り上がる。
さっきの浜勝の方がたまにお茶を入れに来てくれる。
あまりにも悪役のひどい話をしているので「これは脚本の話なんで、現実に悪巧みしてるんじゃありません」と、ごまかすが、逆に怪しい客となる。
家につくと、玄関いっぱいに、先日まで岐阜で使っていた音響機材が届いていた。
ヤマトさんありがとう。
さて、切り替えて、楽譜に向かいますか。
今夜はとことん、歌いながら、体を使いながら、ハチマキ巻いて、楽譜を書くのだ。